ジャパン・コスメティックセンターでは、この度、地産素材を活用した化粧品の開発をテーマとしたセミナーを開催いたします。
地域で生産される原料を素材とした、安全、安心な化粧品を開発するために知っておくべきことを学びたいと思います。
セミナー終了後は、講師陣と直接交流できる懇親会を行います。
興味のある方のご参加をお待ちしております。
「天然素材を化粧品の原料にするということ~プロセスから注意すべきことまで~」開催概要
【日 時】 2023 年10月20日(金)15:00~17:00(開場14:30)
【会 場】 大手口センタービル3F Otteホール(唐津市南城内1-1)
【参 加 費】 無料
【定 員】 100名
【対 象 者】 化粧品原料の開発に興味のある社会人、生産者、関係団体等
【申込〆切】 10月19日(木)17時まで ※事前のお申込が必要です。
【主 催】 一般社団法人ジャパン・コスメティックセンター
【プログラム】
佐賀県コスメティック構想と佐賀県素材(15:00~)
佐賀県は県主体で化粧品産業に関わっている全国的にも珍しい自治体です。現在、演者も参加している佐賀県コスメティック構想とその目指すことを紹介します。一部、天然素材の化粧品への応用にかかわる研究を紹介します。
講師:徳留 嘉寛氏(Yoshihiro Tokudome)
佐賀大学 リージョナル・イノベーションセンター 化粧品科学共同研究講座 特任教授
静岡県立大学大学院薬学研究科修了。ポーラ化成工業株式会社研究所、武蔵野大学薬学部助手・助教、城西大学薬学部准教授・教授を経て、2021年より現職。
天然素材を機能性原料として扱う上で大切なこと(15:15~)
植物抽出物は生理活性を示すことから、化粧品の機能性原料として用いられています。機能性原料で大事なことはその「品質」ですが、天然素材である植物抽出物には多くの成分が含まれているため、その「品質をどう考えるか?」が重要です。このセッションでは植物由来の機能性原料の「品質」について考えてみようと思います。
講師:鈴木 龍一郎氏(Ryuichiro Suzuki)
明治薬科大学大学院博士課程修了 博士(薬学)。理化学研究所協力研究員、大正製薬株式会社研究員を経て、2017年より現職。専門は天然物化学で、私たちの生活に役立つ植物成分を探しています。
天然素材のDNA解析でわかること(15:35~)
DNA解析を行うことは、天然素材の「品質」を確保することに繋がり、特徴的な系統であれば素材のブランディングにも繋がります。本講演では、天然素材のDNA解析でわかること、またそのメリット・デメリット、その限界について実例を交えながらお話します。
講師:北村 雅史氏(Masashi Kitamura)
京大大学院薬学研究科修了後、科学捜査研究所研究員、金沢大大学院博士課程を経て現職。城西大准教授、薬用植物園園長。専門は分子生物学、生薬学。分子生物学的な観点から薬用資源の機能性について解明する研究をしています。企業や地域と連携した研究や活動も積極的に実施しています。
化粧品原料開発で注意すること(15:55~)
2001年の化粧品の規制緩和以降、化粧品原料は化粧品基準で制限されている原料を除き、製造する企業の自己責任下で自由に使用できます。しかし、実際に化粧品に使用するためには配合目的を有し、安全性が高く、問題のない品質であることが求められます。本講演では規制緩和の概要、化粧品原料に必要なことについて説明します。
講師:川戸 淳司氏(Junji Kawato)
化粧品技術アドバイザー
1987年化粧品メーカーに就職、主に基礎・頭髪化粧品の開発に従事。1997年より岩瀬コスファ株式会社にて、化粧品原料の開発・評価・提案処方等に従事。他に日本化粧品工業連合会化粧品原料部会委員、業界団体の事務局を務める。2023年退職。
終了後、講師陣によるパネルディスカッション、懇親会(17:00~18:00、参加費3,000円[税込])を行います。
参加をご希望の方はこちらのGoogleフォームよりお申し込み下さい。
■お問い合わせ
一般社団法人ジャパン・コスメティックセンター 担当:藤岡
TEL: 0955-53-8700 E-mail: event@jcc-k.com